Kさん(検査当時37歳)の経験談
出生前診断を受けた当時の年齢と理由を教えてください。
2021年の今年、37歳の年齢で受けました。
33歳の頃から不妊治療を長い事続けており、6度目の体外受精でようやく授かりました。年齢も高齢出産の域に入っていた事と、体外受精という理由から産まれてくる子どもに障害があったらどうしようという心配が常々あり、夫と相談して受ける事にしました。
すべての障害が分かる訳ではなく、逆に分かるものの方が少ないという医師からの説明があったものの、高齢出産になればなるほどダウン症などの発生率は高くなるので、それだけでも分かれば気持ちが落ち着くだろうと思いました。
結果、受けて良かったと思っています。2度の流産で、妊娠に至っても出血の繰り返しで苦労しましたが、仕事を辞め、落ち着いた状況で妊婦生活をおくれていると思います。
埼玉県富士見市恵愛病院で出生前診断を受けた理由を教えてください。
埼玉県富士見市にある恵愛病院で受けました。
切迫流産と診断され、出血量がひどかった理由で近くにある大きなお産科がある恵愛病院をすすめられ、そこで出産する事になりました。そこで扱っている出生前診断がクアトロテストしかなかったので、その出生前診断を受ける事にいたしました。
正直コロナウイルスが流行していなければ、新型出生前診断を扱っているクリニックへ受けに行っていたと思いますが、今の状況でコロナに感染した方がリスクが高いと思い、新型出生前診断は諦めました。
お産する病院で扱っているのクアトロテストは、結果が分かり次第なるべく早く直接病院へ足を運ばなければならなかったので、結果的に近い病院で検査ができた事に良かったと感じています。
出生前診断にクアトロテストを選んだ理由について教えてください
お産する病院にはクアトロテストと羊水染色体検査しかなく、クアトロテストに引っかかった場合は同病院で行っている羊水染色体検査を受ける事をすすめられるそうですが、もし引っかかった場合は受けるつもりでした。
幸運な事に引っかからずにすんだので、とりあえずは安堵しました。新型出生前診断を受けたかった気持ちもありましたが、コロナの為遠出するのも怖くなり、出産する病院で受けられるのなら簡単な出生前診断でもいいと思い決断しました。クアトロテストでもダウン症の確率は分かるので、比較的発生率が高い障害が陽か陰かが分かるだけでも受ける価値はあったかなと思います。
選べる検査の数が充実しているにこしたことはないのですが、いくらでも不安はあるし、今の状況で最善は何かを考えて決めたと思います。
遺伝子カウンセリングは受けていません。