M.Yさんのよよぎ女性診療所で出生前診断の口コミ
29歳と31歳で妊娠した時に出生前診断を受けました
29歳で初めての妊娠の時に、妊娠を告げられた直後に切迫流産で2週間の安静を余儀なくされたので、念の為に、という思いで診断を希望しました。
31歳で2回目の妊娠をした際は、妊娠に気が付かず健康診断で胸部のレントゲン写真を撮った事があったので、こちらも念の為に診断をしました。どちらの時もパートナーと良く相談をして、医師からも年齢の面や懸案事項から鑑みる妊娠状態からは必要な可能性が低いことは助言をいただきましたが、最終的にはこちらの判断を尊重していただき診断に至りました。なお、自分、パートナー、親戚に遺伝子疾患のある人はおりません。
よよぎ女性診療所でクアトロ検査（母体血清マーカー検査）
これは妊娠15〜17週の間にできる血液検査で「ダウン症候群」「トリソミー18」「神経管閉鎖障害」の3つの項目をそれぞれの確率で表した診断結果が出る検査です。
かかりつけのクリニックではこの検査しかできなかったこと、検査方法は採血のみといった比較的簡単でリスクもない検査だったこと、費用の面からもこの検査が当時の自分に一番ふさわしいと判断しました。
検査結果は約10日かかり、結果が印刷された用紙が郵便で送られてきました。検査費用は約23000円でした。他の検査を比較すると費用は低いですが、診断結果によっては、医師と相談の後さらに詳しく調べられる事ができて、費用も数倍する羊水検査等に進む必要がある可能性があります。
妊婦健診の時に希望を聞かれ受ける流れに
私のクリニックでは、妊婦健診の時に毎回時間をかけて助産師との丁寧な面談がありました。その際「出生前検査を考えているか？」「そろそろ検査ができる週数になるので、もし検査を希望する場合は申し出てください。」というような説明がありました。一人目の時も二人目の時も同じような説明でした。
「命の選択」というような大きな決断を強いる雰囲気ではなく、ただ単純に検査の権利についての説明でした。その後、家に持ち帰ってパートナーとのみ相談、自分でも「クアトロ検査」とネットで検索して調べてみた記憶があります。初めから検査の説明を丁寧にしていただいていたので、早い段階で検査をする意思が固まっていました。
いよいよ検査該当週の妊婦健診の時に検査希望の旨を申し出たら、助産師と医者からは改めて説明があり、採血してその日は終わりました。約10日後、自宅のポストに検査結果が投函されていて、程なくして妊婦健診があり、各項目について医師から詳しい説明がありました。
よよぎ女性診療所のメリットとデメリット
よよぎ女性診療所のメリット
渋谷区にある「よよぎ女性診療所」というクリニックです。院内はとても清潔感があり、受付のスタッフも皆さん優しく対応してくださいます。助産師、看護師の方々も丁寧な方ばかりです。院長は男性ですが、妊婦健診の際は毎回丁寧にエコーを診てくださり、心配事やデリケートな相談にも淡々とした態度で答えてくださいます。
よよぎ女性診療所のデメリット
なお、こちらのクリニックでは分娩ができません。妊娠32週までこちらのクリニックに通い、その後あらかじめ分娩予約をしている産院に転院する必要があります。それなので妊娠の診断をされると、すぐに連携している病院または里帰り先の病院に出産予約しなければならないので、少し慌ただしい妊娠生活の幕開けになりました。
デメリットとして挙げるとすれば、男性医師を気にされる方もいるかもしれません。そのような場合は、週に数日女性医師も診察にあたっているので、予約時や受付時に希望を伝えることができます。
よよぎ女性診療所は遺伝子カウンセリングなし
遺伝子カウンセリングは受けていません。そのような提案もされていません。
クアトロ検査を受けて、検査結果を見る限りでは今後も妊娠を継続することに大きな心配がなかったので、それ以上の検査も受けませんでした。
私の場合、一人目は初めての妊娠だったこと、切迫流産をしたことで何か問題があるのではないかと心配があったので、不安を取り除けるなら受けてみようかなという思いでした。二人目も妊娠に気が付かずレントゲン写真を撮ってしまったことで、何か影響があるのではないかと心配があったので検査を希望しました。どちらの時も医師からは一つ一つの不安に寄り添って説明をしていただきました。
結果的に元気で健康な赤ちゃんを二度も出産することができました。
しかしながら、あの時どのような結果が出ても受け入れることができたかどうか、今でも正直分かりません。思い返すと、検査結果を待つ間や結果が出てから一安心できるとわかってからも精神的には少し不安定だったと記憶しています。
採血のみで胎児も安全、陰性的中率99.9%の新型NIPT検査を知っていますか？当検査を受ける上で悩む点など教えてください
新型NIPTについて、私自身もクアトロ検査を受ける上で自分なりに出生前診断を勉強した際に知りました。採血のみ、妊娠10週から検査可能、陽陰性的中率99.9%という点では魅力的に感じます。しかし費用が他の検査に比べて高額です。
ケースバイケースですが、親戚に遺伝子疾患者がいる、または出産した事がある、高齢出産、不育症や不妊治療を乗り越えての妊娠などといった条件が重なれば検討するかもしれません。
