I.Kさんの名古屋市立病院での出生前診断を受けた口コミ
長男に発達障害があり38歳で出生前診断を決意
38歳の時、次男を出産をする前に出生前診断を受けました。第2子がほしかったものの長男に発達障害があり、成人するまで自分達の元から離れられないかもしれないと考え、躊躇していました。やっぱり諦めきれなくて何回かの流産を経てやっと安心できる月齢になった時は、38歳になっていました。もし障害があっても育てられるのか？障害があった時ちゃんとした準備をしておかなくて大丈夫なのかと思いから出生前診断を受けることにしました。
受けたのはクアトロ検査
クアトロ検査をまずしたので、血液検査を受けました。当時はその病院ではまずクアトロ検査の出生前診断をしてから、確率が高ければ羊水検査にいこうするということになっていました。羊水検査の方がより確実だと言われたのですが、月齢が進んでからしか受けられないこと、少なからず胎児と母体に負担がかかるということで、流産の可能性をありうるということにでした。費用は11万円くらいだったかと思います。カードの支払いができたので、カードの支払いをしたのですが、診断だけでこんなに高いのかとびっくりしましたが、やらない選択肢はなかったので主人に付き添ってもらい受けました。
クアトロテストの検査の流れ
自分が出産予定の病院では行ってなかったので、実施されている病院に行き、受付を済ませて待合室で長い時間待ちました。採血時はまずは軽いカウンセリングから始まり、それからエコーでの胎児の確認などがありました。別室に移され、採血を二本とってその日は帰宅しました。結果については別の日がもうけられていて、三週間くらいたってからだったように思います。
遺伝子専門を扱っている部屋に通され、結果の見方の説明を受けました。女医さんと研究生？らしき人が二人で説明してくれました。いざ結果をみる時はとても緊張しました。結果はクリーンだったのですが。確率の問題で稀にそうじゃない場合もあるので100パーセントではないことを告げられました。染色体異常しか見つけることができないので、生まれてきてから障害や病気が見つかる可能性もあること。発達障害などは見つけられないので生まれてからしかわからないと言われました。わかっっていることでしたが、改めて伝えられるとなんの為にしたのか少しわからなくなりました。
名古屋市立病院のメリット・デメリット
街の中にドーンとある大きな総合病院です。当時はとても混み合っていて、予約していたのにもかかわらず、すごい人で、かなり待ちました。一つのことが済むと待ち時間というように、とりあえずまつ時間が長い。総合病院あるあるなのですが、とても長い時間かかった記憶があります。産科と婦人科が別ではなく一緒なので、妊婦さんもいれば婦人科を受診する人もいました。妊婦さんに関しては高リスクな人が来ている割合も多かったので、少し気が重たくなるような待合室でした。
クリニックと違って、優しい感じはなく、流れ作業な感じでことが進んでいくのでとてもドライな感じがしました。
総合病院なので、ちゃんとした検査や治療を受けられるのはメリットだとは思うのですが、その一方でクリニックのような妊婦さんに寄り添ってくれる優しい看護婦さんとかいないので、寂しさを感じました。妊婦で行ったのに患者になった気持ちになってしまいました。
遺伝子カウンセリングの内容
先生二人に色々説明されました。遺伝子カウンセリングなのかはわからないのですが、結果をみながら遺伝子についてのお話をしていただきました。染色体異常ではないこと、染色体異常しかみつけられないこと、どうして出生前診断を受けたのかとかも自分から話した覚えがあります。主人は遺伝子検査のやり方とか仕組みとかの方が興味があったようで的外れなことを聞いていました。生まれてからも病気になったり、他の障害が見つかる可能性もあることや、今の医学では生まれる前に見つけられるものには限りがあることなど、色々話してくれたように思います。女医さんだったのでとても話やすかったので、いろんなことを聞いてしまいましたが、丁寧に答えてくれました。
採血のみで胎児にも安全、陰性的中率99.9%の新型NIPT検査を知っていますか？当検査を受ける上で悩む点など教えてください
知っています。99.9%なのはとても驚きました。やはり価格が気になります。結構高額なので出せる人はやるし、やらない選択をする人も多いかと思います。35歳以上もしくは40歳以上は保険適用でもいいのでは？と思うこともありますが、命の選択をしてしまうことにもつながりかねないので安易にはできないかと思います。できる施設も限られているので、やることに後ろめたさを感じてしまうことにもつながるのかなと思いました。
出世前診断を受けようか悩んでいる過去の自分にアドバイスするなら？
悩むならやった方がいいと思います。妊娠生活って人生の中でとても幸せな時間ですから、その時間をめいいっぱい満喫する為にも、心配ならしたほうがいいです。結果はどうであれ自分の可愛い子供には違いないので結果には拘らず、もしサポートが必要な子なら準備期間ができると思ってやるといいと思います。生まれるのがゴールではなくスタートなのだから、これから続く長い人生のスタートをちゃんと始められる準備として受けるといいと思います。
