M.Mさんのさいたま市立病院で出生前診断の口コミ
出生前診断を受けたときの年齢と受けた理由を教えてください。
33歳の時に出生前診断を受けました。理由としては、兄弟はみんな20代で出産していましたが、この時は30代も半ばだったことです。また、障害児にかかわる仕事をしていたため障害児の可愛さも分かる反面、子育ての大変さも近くで見ており、もし自分の子も同じだったら、と思うと、不安になったためです。また、思いがけない妊娠で、兄弟も多く、収入も少なかったため、もし染色体異常があったときに、兄弟含め経済的に育てていけるか不安でした。
受けた検査の種類、選んだ理由や検査費用などについて教えてください。
まず、かかりつけの産院で予約が取れるクアトロ検査を受けました。血液検査のみなので、妊婦健診と一緒に行えたので、改めて予約をとる必要もなく、検査自体はスムーズでした。また、血液検査なので、母子ともにリスクもないと考えたからです。ここで確率が低ければ安心できると思いました。費用は2万5千円くらいでした。しかし、その結果、胎児の染色体異常の確率が高かったため、確定診断である羊水検査を受けるか聞かれました。お腹に針を刺すため、稀に赤ちゃんに影響があることも説明を受けました。主人とさんざん悩んだ末、受けることにしました。まず、どういう結果だったとしても生むことは決まっていました。しかし、もし、染色体異常があり、生まれる前から染色体異常が分かったなら、生まれるまでに色々と知識をたくわえられること、そして生まれたときにわかるよりも、私たち夫婦も兄弟も心の準備ができる方が良いのではないかと考えたからです。費用は18万円くらいでした。
検査の流れをできるだけ詳しく教えてください。
クアトロ検査は、かかりつけの産院で血液を抜き、結果が出るのを待ちました。1週間ちょっとで結果が出ました。電話で知らせてくれるところもあるようですが、私のかかりつけ医では直接お話がありました。羊水検査は大きな病院に紹介状を書いてもらい、そちらで行いました、事前に羊水検査の流れや、お腹に針を刺すので稀に胎児に影響があるというリスクのある検査であることの説明を受け、同意書に両親のサインを書きました。羊水検査当日は予約時間に病院に行き、ベットに横になりました。お腹に針を刺すときはエコーでその様子も見られました。エコー画面で、針がキラキラと光り、赤ちゃんに刺さらないかとても怖かったです。羊水をとったあとは30分ほどベットで横になったまま待ちました。2週間後に結果を聞きに行きました。21対の染色体が載った用紙を見ながら結果を聞きました。妊娠15週だったので、エコーでは性別が分からない時期でしたが、染色体の組み合わせで、性別もは分かりました。
さいたま市立病院のメリット・デメリットを教えてください。
さいたま市立病院のメリット
さいたま市立病院です。メリットは、3つあります。1つ目は病院が建て替わりとてもきれいです。気持ちもゆったりとできました。2つ目は、予約がスムーズにとれることです。電話ですぐに予約できました。3つ目は、医師も看護師もとても親身になってくださったことです。こちらの不安な気持ちに十分に寄り添ってくれました。また、羊水検査の前に4Dエコーで十分にスクリーニングしてくれました。その時も「かわいいね、赤ちゃん」ととても愛おしそうにエコーを見ながら言ってくださりました。どの医師も看護師もとても気遣ってくれました。
さいたま市立病院デメリット
デメリットは紹介状がないと検査ができないこと、時間によっては駐車場が混んでいてなかなか停められないことです。
遺伝子カウンセリングを受けましたか?
親族に遺伝子異常の人がいないことや受けられる時期にか限りがあったことから、遺伝子カウンセリングは受けませんでした。かかりつけの産院の医師は出生前診断に理解がなく「受けるならうけてください。」と言い、結果、確率が高いと分かったときも「あくまでも可能性です。これ以上は分かりません。」という冷ややかな対応でした。なので、それ以上、相談する気にもなれませんでした。
羊水検査を受けた病院では、羊水検査のリスクや検査の結果、異常があった場合はどうするかなど話ました。その場合、出産後どうするか、子育てをする上で健常児とはどう違うかなども話してくれました。また、なぜ受けようと思ったのか聞かれ、話すと、決断した私たちの気持ちに寄り添ってくれました。
出世前診断を受けようか悩んでいる過去の自分にアドバイスするなら?
どんな赤ちゃんでも我が子が最愛の存在で、とてもとてもかわいいことには変わりはないです。ただ、気持ちの面で不安であれば、出生前診断を受けるものありだと思います。ただし、必ず夫婦で話し合いましょう。1人で決めてはだめです。そして、異常があった場合どうするのかも、事前にしっかりと話しあっておきましょう。どんなことが起こり得るのか、子供がそだっていく上でどんな困難があり、どう支えていくのか、兄弟にどう説明しどんな関わりを持ってほしいのか、仕事はどうするのかなどです。
血液検査(採血のみ)で胎児にも安全、陰性的中率99.9%の新型出生前診断(NIPT)を知っていましたか?受ける上で悩むポイントなどあれば教えてください
知りませんでした。知っていたら候補にも入っていました。また、今回新型出生前診断(NIPT)の存在をこちらの質問で知りました。なので、具体的なことが分かりません。悩むポイントとしては、調べたところ、行っている産院が近くにないことです。また、陰性的中率99、9%とのことですが、残りの0,01%は確定ではないということだと思います。99、9%の確率にかけるのか、赤ちゃんのリスクも考えて100%の確定診断を受けるのかは悩むところです。