Hさん(検査時39歳)の経験談
出生前診断を受けた理由
39歳のときです。高齢出産であり、また初産でもあったので、主人と相談をしたうえで受けることにしました。
まだ子供を産むことが具体的な話でなかった頃は、ただ漠然と「産む機会があれば出生前診断も受けるのだろうな」と考えていましたが、実際にそうなってみて、自身の年齢やこれからを考えたときはその重さが全然違いました。
受けない、という選択肢も頭を過ぎりましたが、あとから先天的な障害があったことを知ったら絶対に後悔するだろうなと思いました。かといって、診断の結果が良くなかったときにどうすればいいのかもわからなくなり、混乱しました。
やはり子供を宿す前は、悲しい結果のときは堕胎も視野に入れて、と考えていましたが、胎内エコーで動いている姿を見てしまうと簡単には決められなくなり、迷いながら検査を受けました。結果としてなにも問題がなかったので本当に良かったと思います。
赤枝医院を選んだ理由
産院で診断もできたので、そのまま赤枝医院でお願いしました。こちらの産院を選んだ理由は、無痛分娩を推奨(とまではいかなくてもかなり前向きに)している病院だったからです。
また、妊娠するまでに不妊治療で別の病院に通っていたのですが、とにかく医師や看護師の態度が良くなく、たびたび苦しい思いをしたので、産むときくらい優しい先生たちにお願いしたいと思って、評判のいいここにしました。
妊婦健診のときの先生の態度や受け答えもとても丁寧で優しく、こちらの産院なら安心だと思って出生前診断もお願いしました。結果として、検査も短時間で終わりほとんど痛みもなく、お腹の子にもなんの影響もなかったことを確認してから帰宅できたので良かったです。
出生前診断に羊水検査を選んだ理由
羊水検査にしました。
羊水を検査に必要なぶん取り出すので、お腹の子に影響がある可能性がゼロではないことが(限りなく少ないパーセンテージではあるそうです)心配ではありましたが、羊水検査であればダウン症の有無はほぼ100パーセントわかることが決め手となりました。
血液検査のほうが、胎児にも母体にも影響がほぼないので魅力的ではありましたが、クアトロテストは、結果が絶対ではなく確率というあやふやなのがどうしても気になり、決心して診断を受けることにした以上は、確率の高いもののほうが良いと思いました。
こちらの産院では羊水検査かクアトロテスト(血液検査)のどちらかだったので、結果としては勇気をだして羊水検査を選んで良かったと思います。自分の羊水の色をこの目で見られたことも貴重な体験でした。